「感染を防ぐ」ことでなく 「医療崩壊を防ぐ」

国や自治体は、こんなに経済損失を出しながら「感染予防」をするのはどうかなと思います。むしろ「医療崩壊を防ぐ」ことに注力すべきです。
パンデミックで恐ろしいのは、感染者の数ではなく医療崩壊です。病院のキャパを超えて重傷者が出ることで、医療体制が混乱して、さらに医療器具をつけられる人を選別しなければならなくなり、命を救えない人が出てしまうことです。
我々市民(あと国・自治体・経済団体・メディア)は、もっと「医療崩壊を防ぐ」ことに全力を注ぐべきです。
1)「医療崩壊を防ぐ」ために感染の加速度を小さくする
今回のコロナは抑え込むのではなくて、今後上手に付き合っていくウィルスと我々は気づきました。
感染を防ぐことはできないので、感染の加速度を小さくする「活動」が大切です。我々は何もしないでいるのではなく、感染しても病院に行かなくてもよいように免疫を高める「活動」をすることです。
免疫を高める「活動」とは運動や食事、イベント参加です。軽いジョギングやウォーキングは免疫力を高めます。野外イベントはルールを守って参加します。屋内のイベントは個々の免疫を高める以上に感染リスクが高いのでできませんね。
でも、野外でのイベント中止は経済のインパクトが大きい割に、「医療崩壊を防ぐ」効果は低いです。
発熱してる人を参加させない、他人とは離れて座る、マスクをしない、トイレ前後は手を消毒、などの対策でイベントは実施できます。イベントでの気分高揚や紫外線効果によって人間の免疫力は高まります。お花見も、家族で行う、他人と集まるときは向かい合わない、などのルールを作れば禁止する必要はないと思います。
むしろ「3つの密」をもっと具体的に考えて、満員電車に乗る、4・5人の打ち合わせ、食事や飲み会、喫茶店、屋内のイベントなどは徹底的して避けるべきです。
万一参加しなければならないときは、こまめに飲み物を飲んで、終わった後の手洗い、うがい、ですね。清潔な洗面所でしたら目洗いもしたいですね。ウィルスはのどや目から入ってくるのでしっかり洗い流しましょう。
2)「医療崩壊を防ぐ」ために感染しても発症しないようにする
子供のときのBCG接種が効果があるとの期待もありますね。そうであってほしいです。
でも感染は避けられないようですので、発症しないように免疫をつけておきましょう。発症しないためには、心身ともに健康でいることです。家の中でじっとしていると心が落ちてしまいますし、運動不足にもなってしまいます。ジムやスポーツクラブは絶対に避けたほうがいいですが、外に出て軽いジョギングやウォーキングがいいと思います。
3)「医療崩壊を防ぐ」ために発症しても軽症であれば自宅療養する
大慌てで病院に行くとかえって院内感染を加速することになりますので、軽症のうちは自宅で安静にしておきましょう。
国では、保健所に連絡する判断基準が示されていますので、それを順守することですね。病院には重症者、重篤者を優先してみてもらいましょう。
国や自治体は、トリアージ(手当の優先順位)をもっとしっかり示すべきですね。「感染しない対策」で経済損失を大きくすることばかりしないで、トリアージを示すべきです。また回復したらすぐに退院させるべきで、その判断基準もしっかり示してほしいですね。
あと、人工呼吸器メーカーは海外からの注文で大忙しのようですが、国が国民のために「医療崩壊を防ぐ」直接的な活動をしっかりやってほしいです。
